歌謡ドラマ『再会』 第5部 悲しみが止まらない/杏里
2003年11月2日(日)
店 員: いらっしゃいまーせー。らっしゃいまーせー。らっしゃいまーせー
お二人様ご案内でーす。よろこんでー よろこんでー よろこんでー
奥のカウンターへどーぞー
紀 香: とりあえずビールお願いします
店 員: ビール入りましたー。よろこんでー よろこんでー よろこんでー
まなみ: あと、串カツと煮込みとホッケお願いします
店 員: 串カツ一丁、煮込み一丁、ホッケ一丁入りましたー。 よろこんでー よろこんでー
紀 香: なんだかうるさくない?
まなみ: そ~お?活気があるお店でしょ。
紀 香: まぁいいけど。それより珍しいわね。あなたの方から飲もうなんて
まなみ: ちょっと天皇賞でね。今日は私のおごりよ!
メニューの右の方から好きな物注文して!
紀 香: 右の方からって、安い順じゃないー。
でも、まあ、おごってもらうんだから贅沢は言わないわ。
すいませーん。ウーロン杯とイカ刺追加お願いしまーす。
店 員: ウーロン杯一丁、イカ刺一丁入りましたー。 よろこんでー!よろこんでー
まなみ: ところで最近の彼ィさんどうよ?今日も行ったんでしょ?
♪二人はシンパシー感じてた・・・・・
・・・・・・
あの日電話が 不意に鳴ったの
あの人と別れてと 彼女から
I can't stop the lonelyness どうしてなの
悲しみが止まらない♪
まなみ: ちょっと紀香。どうしたのよ?
えっ?もしかしてあなた泣いてるの?
紀 香: えっえっ、、、、なんでもないわ。ちょっと思い出しちゃって。
まなみ: もしかして今日も彼ィに振られたの?
今日はホームグランドの日立港沖堤防だから絶対だって言ってたじゃない。
紀 香: えっ、えっ、えっ。だって~、今日は小潮で満潮から干潮まで潮が10cmしか
動かなかったのよ!
まなみ: まぁ、言い訳したい気持ちも判るけどね。
紀 香: 言い訳じゃないもん。本当だもん。
まなみ: でも、お持ち帰りは何かあったんでしょ?
紀 香: アナゴ君とイシモチ君
まなみ: ならいいじゃない。世の中にはね、渡船代払って沖堤まで行って、
ぐりんぐりんのボーズの人だっていっぱいいるんだから。
紀 香: そんな慰めいらないわよ!
まなみ: わかったわ。今日は好きなだけ泣いたら。
♪I can't stop the lonelyness こらえきれず
悲しみが止まらない
I can't stop the lonelyness ・・・・・♪
紀 香: ちょっとー!リフレイン止めてよ!おまけにボリュームまで上げて!
そういう、死者にむち打つような事してるとお客が来なくなるわよ!
店 員: はーい、よろこんでー よろこんでー よろこんでー
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涙がこぼれないように、空を見てたの
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