| 歌謡ドラマ『再会』 第１４部 どうぞこのまま／丸山圭子 ２００７年３月２５日（日) 紀 香： アサヒの「ぐびなま」と「極旨」、どっちが美味しいと思う？ まなみ： 私は「極旨派」ね。 紀 香： じゃぁ、それにしましょう！ すいませーん！アサヒの極旨お願いしまーす！ まなみ： 普通、居酒屋には「その他の雑酒」は置いてないんじゃないの？ 紀 香： このお店はビール専門店だから特別なのよ。 まなみ： ？？？専門店ならなおさら置いてないと思うんだけど？ 紀 香： 商売は顧客が望むものを提供するのが基本よ。 まぁ、それはそれとして、細かいこと考えるのは止めましょ！ 乾杯しましょ！ まなみ： まぁ、いいか。 カンパーイ！ すいませーん！ レバ刺ニンニクでお願いしまーす！ ところで久しぶりね。もう会えないかと思っていたわよ。 紀 香： ごめんね、いろいろいろと忙しかったのよ。 まなみ： 忙しいの？ ふーん、最近は彼ィさん探しもあんまり行ってないみたいね。 紀 香： 忙しいところへシケ続きで、おまけに週末に荒れるのよねー、やんなっちゃうわね。 まなみ： 確かにそうね。 でも行った時にはゲット率高いみたいね。 紀 香： 腕よ！ 腕！ う・で・です。 私のこと彼ィ釣りの天才と呼んでいいわよ！ まなみ： あなた、思いっきり世間様に喧嘩売ってるわね。 そんなこと言っちゃっていいの？ 紀 香： 冗談よ。まぁ、自慢するわけじゃないけど、今シーズンは好調だと思うわ。 続いてくれると良いんだけどね。 まなみ： そうね、好不調は自分の努力だけではコントロールできないことが多いしね。 紀 香： あと最近は、行っても釣れないだろうなーって思う日は行かない事にしてるのよ。 今日も午前中、大雨の中を久慈漁港と第３埠頭を見てきたけど、合羽を着て 雨に打たれながら釣りをしている人がけっこういたわ。 海はうねりがあるし、 濁っていて、どう見ても釣れそうもないと思うんだけど、好きな人は釣りをしないと いられないのね。 まなみ： ふーん、達観してきたわね。 以前のあなたとは大違いね。 紀 香： 私も歳かしらね？ こんな事言ってたら、私より年上のベテランの皆さんに 怒られちゃうわね。 まなみ： たまたま好調だから気持ちに余裕があるだけじゃないの？ ボーズが２回ぐらい続いたら焦って以前のあなたに戻るんじゃないの？ 紀 香： いい所突いてきたわね。確かにそうかもね。 でも、とにかく、こんな雨の日は、自分の釣りについて考えるのも良いわね。 ♪ この確かな時間だけが 今の二人に 与えられた 唯一の証なのです ふれあう事の喜びを あなたのぬくもりに感じて そうして 生きているのです くもりガラスを伝わる 雨のしずくのように ただひとすじに ただ ひとすじに ただ ひたむきに．．． それは ばかげたあこがれか 気まぐれな恋だとしても 雨はきっと 降り続く くもりガラスをたたく 雨の音数えながら どうぞ このまま どうぞ このまま どうぞ やまないで さよならは涙とうらはら さめたコーヒーのようなもの だから いつまでも このまま ♪  |
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