| ｙａｍａ日記 ２００２年１０月第４週 | |||||
| 歌謡ドラマ「再会〜愛は永遠に〜」 （第一部 ＤＥＳＴＩＮＹ：松任谷由実） 紀 香： 彼ィが帰ってくる季節ね。もう１年経つのね。月日が過ぎるのは早いわ。 まなみ： なによ、しみじみとしちゃって。 紀 香： 去年の今頃も私、彼ィに逢いたい気持ちでいっぱいだったのよ。 まなみ： 知ってるわよ。逢いたきゃ、日立沖堤防でも、小名浜でも、逢いに行けばいいじゃない。 紀 香： ・・・振られたのよ、マコちゃんに。逢いに行っても、どうせ・・・逢ってくれないわ・・・ 最近は、ｏｄａさんと遊んでるみたいだし・・・ ♪釣れなくされていつかは 見返すつもりだった それからどんな人にも 心を許さず 今日わかった 悲しい事 結ばれぬ悲しいＤＥＳＴＩＮＹ♪ （ＤＥＳＴＩＮＹ：松任谷由実） まなみ： それならなおさらじゃない。見返してあげなさいよ！ 紀 香： そうね、最近、彼ィの消息も聞こえ始めたし、いっそ、日立港沖堤防へ行ってみよう かしら。 でも、ヌマちゃんにしか逢えないかもね。 いっそ、ヌマちゃんと、いーっぱい浮気してやろうかしら。 まなみ： だめよ、やけになっちゃ。自分をそこまで落としちゃダメ！彼ィハンターとしての プライドを持って！ 紀 香： だって、どうせマコちゃんなんて釣れっこないじゃん。 まなみ： え、「じゃん」って、何よ？何処の言葉？ここは茨城よ！ 茨城じゃ語尾は「だっぺ」に決まってんのよ！おまけに茨城の女性は自分のこと 「オレ」って言うのよ！ 紀 香： なによ、あなた、茨城ネタになると、とたんに熱くなるわね！ところで、話がどんどん 横道に逸れていくじゃない。 まなみ： わかったわよ。でもね、ヌマだけはやめときなさい！ あいつは、散々期待させといて、黄色と茶色の縞々が見えたときのあの落胆！ あなたにわかる？えっ！どうなのよ！わかるかって訊いてんのよ！！ 私は、私は、こんな奴と・・・ 紀 香： なに熱くなってんのよ？・・・もしかしてあなた、ヌマちゃんと何かあったのね？ まなみ： ほっといてちょうだい！ 紀 香： あなたって理知的に見えるけど、ホントは熱くなりやすい性格なのね。 それで、いったい何があったの？ まなみ： じつはー、ナイショよ。・・・コソコソ 紀 香： えー！！ ヌマちゃん食べちゃったのー！あなたって、顔に似合わず大胆ねー！ で？、で？、どうだった？お味のほうは？ まなみ： 噂通りね。まずかったわ。 こんな暗くて屈辱的な過去は、私の人生から消し去りたいくらいよ！ 紀 香： そこまで言う？ヌマちゃんに対してあんまりじゃなーい？だいいちあなた、もしかして、 はなし作ってなーい？ ・・・・あ、すいませーん。チューハイお代わりいいですかー まなみ： あ、私も。梅サワーとモロキューお願いしまーす。 紀 香： オヤジーぃ、あなた確か、元祖癒し系だったわよね。いいの？イメージ壊れるような ことして？ まなみ： いいの、いいの。ところであの店員さんの顔、メゴチに似てない？ 紀 香： ウソー、やっだー、超にてるぅー。って、話がどんどん横道にいってるわよ。 今日は私と彼ィの話を聞いてくれる約束じゃない。 まなみ： わかったわよ。聞くわよ。でも、手短にね。 紀 香： 手短にって、そんな言い方無いじゃない！ 気分悪いわね！ あなたそんな人だったの！帰るわ！ まなみ： 私これからちょっと、夜釣りで黒鯛さんと約束があるのよ。だから、ゴメンね！ また今度ね！ 紀 香： そんな事かよ！！ 今度は黒鯛かよ！ もてる女はいいわね！どうせ私は・・・ 第一部完 |
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